設立趣意書

びえい農泊 DX推進協議会の設立趣意書を紹介します。
私たちが美瑛町で活動する目的を、地域の方々へ理解が深まるように、
意見交換会や研究会を通じて、地域の皆さまとコミュニケーションを積極的に行っています。

 

我が国は、今後数十年間にわたる人口減少社会に突入し始めている。この人口減少に伴う経済成長の低下を食い止め、また接続可能な我が国の経済を存続していくためには、一次産業、二次産業といった単一産業の枠を超え、様々な産業が連携し、お互いに補完し合うことが必要不可欠である。

日本は生産者が長い年月をかけて田畑を耕し、農山漁村の美しい風景を守ってきた。そして、春夏秋冬の美しい花々や景色、豊かな自然がある。 これらは世界的に見ても大変恵まれた環境であり、世界に誇れる資源といえる。 この資源の魅力を伝え、首都圏並びに他の都市圏や世界各国から農山漁村へ観光を通じたヒト・モノ・カネの潮流を呼び込むことが必要不可欠である。

我々、びえい農泊DX 推進協議会は美瑛町のファームズ千代田を中心に農泊事業を行い、公益社団法人国際観光施設協会「LINKED CITY」の参画企業(約100 団体)と協力しながら、地域資源を磨き上げ、アニマルウェルフェアや有機農業を推進する。美しい景色と、サスティナブルな取り組みの先進地域である美瑛の特徴を活かし、体験学習を軸に、世界から注目される農泊観光を構築することを使命とする。

我々のビジョンは、サスティナブルツーリズム、ガストロノミーツーリズム、ワーケーション、インバウンド対応など、魅力的で持続可能な一次産業のビジネスモデルを作り出し、地域の発展に貢献することである。宿泊施設整備、食農体験コンテンツ開発、デジタル決済環境整備、地域プロデューサー育成、関係人口作り、人材育成等の領域で活動を促進し、北海道上川郡美瑛町周辺地域と大都市圏を結び、都市と農村の交流を促進します。さらに、地域のリーダーと協力して、リアル・オンラインで継続的、かつ円滑なコミュニケーションを実現。

訪問者は旅行者ではなく、仲間として迎え入れ、課題解決を共に考え、何度でも訪れたくなる地域コミュニティを目指す。

我々は、ICT技術の活用によるマンパワーの省力化や、効率的なマーケティング等のデジタルトランスォーメーションを通じて「びえい農泊」を世界に広め、食の持続可能な発展、人々の生活を豊かにすることをここに誓い、地域の持続可能な発展に向けた一助となることを信じ、共に歩む仲間と協力しながら、この使命を達成していく。

令和5年3月吉日

びえい農泊DX推進協議会